のどは腫れ上がり、鼻で息が出来ず、耳の下が痛い。
最高体温は38度5分まで上昇した。
午後3時頃が一番ひどかった。
昼食も、のどを通らなかった。
が、薬を飲むために、無理して胃の中に詰め込んだ。
きついけど帰れないから、こういう症状を少しでも緩和しておかなければならない。
5時過ぎ、何とか最悪の状況からは脱した。
あとは8時の閉店時間を待つばかりだ。
しかし、その3時間の長かったこと。
まだ6時か。
まだ6時15分か。
まだ6時半か。
・・・。
いつまでたっても『蛍の光』は流れなかった。
「有線の機械が壊れとるんやないか」と思ったりもした。
テレビではダイエーvsロッテをやっていたが、見る気も起きない。
前回は敵地で3タテを食らわしている。
今日先発の寺原も、普通に投げていれば負けることはないだろう。
さあ、時間が来た。
いつものようにバイパスに登ろうとすると、えらく渋滞している。
「事故か?」
こういう状態の時というのは、えてしてこういうアクシデントに見舞われるものである。
ぼくはUターンし、裏道を通ることにした。
さすがにここは、事故の影響が無かったようだ。
信号に引っかかることもなく、すんなりと3号線に出た。
ところが、3号線黒崎駅前を過ぎたところで、またも事故をやっている。
こういう状態の時というのは、えてしてこういうアクシデントに見舞われるものである。
しかし、こういう文章を2度も書かなければならないとは、実についてない。
おかげで、家に着いたのは午後9時を過ぎていた。
晩飯、今日は雑炊である。
昼食の時、普通の飯がのどを通らなかったので、家に電話をかけ、食事を指定しておいた。
ところが、雑炊すらのどを通らない。
しかし、ここでも薬を飲むために、無理して胃の中に押し込んだ。
他におかずもあったのだが、それらはすべて無視である。
結局、雑炊を茶碗一杯食べるのに30分を要してしまった。
食後、やっと薬を飲む。
これでまた症状が、少しは緩和されるだろう。
ここで寝ればいいのだが、相変わらず『あかんたれ』などを見ている。
時間にして1時間。
今日は頭を洗う日だったが、こういう状態なので、もちろんパス。
ついでに風呂もパス。
ついに「さて、寝ようか」というところまで来た。
ところが今、こういう最悪の状態にあるにもかかわらず、ぼくはパソコンの前に座っている。
鼻で息が出来ないから、馬鹿みたいに口をポカンと開けて、キーを打ち込んでいる。
ぼくは今、風邪以外に、日記執筆依存症という病気も持っている。