昨日、初詣に行く途中に気づいたのだが、最近は祝祭日に国旗を揚げている家が少なくなった。
注連飾りはほとんどの家がしていたが、国旗を揚げている家は数えるほどしかなかった。
うちの近くに、昨年のサッカーのワールドカップで日本が勝った翌日に、国旗を揚げている家があった。
当然その家は揚げているだろうと思っていた。
しかし、そこにも日の丸は飾られてなかった。
ぼくが小学生の頃は、どの家も日の丸を揚げていたのだが、最近はそういう習慣がなくなったのだろうか。
まさか、中国や韓国に遠慮してというのはないとは思うが、正月くらいは日の丸を見たいものである。
ところで、昨年もそうだったのだが、今年も外で遊んでいる子がいない。
たこを揚げている子がいない。
コマを回している子がいない。
彼らは、相変わらず家にこもってゲームをしているのだろうか。
日常と同じことしかできないのなら、犬やネコと同じである。
正月の伝統も、彼らが大人になった頃には終わってしまうのか。
何が面白くないと言って、正月番組ほど面白くないものはない。
寄席の中継は、ほとんどないに等しい。
お笑い番組はやっているものの、そのほとんどがトーク中心のバラエティである。
コントはやっているものの、漫才がない、落語がない。
以前は、3が日の間、どこかの放送局で寄席中継をやっていたのだが、今年は全くない。
かろうじてフジテレビ系はやっていたが、あれでは物足りない。
毎年恒例の、テレビ東京系「東西寄席」もないじゃないか。
NHKはまったくやってない。
漫才もやらないような放送局に金なんか払えんわい。
古典系のお笑いファンのぼくにとっては、やりきれない正月である。
寒い。
毎年正月といえば、少しは暖かかったのだが、今年はそれがない。
昨日初詣に出かけたが、あまりの寒さに風邪がぶり返してしまった。
咳がやまない。
のども痛い。
明日から4日間仕事なのに、これでは乗り切れない。
もし熱でも出たらどうしよう。
前の会社にいた時、正月に39度の熱が出て往生したことがある。
熱冷ましを飲んでむりやり熱を下げたのだが、汗をかいても着替えがない。
そのせいで、汗が冷えるとまた熱が出てしまう。
ぼーっとした状態で、売場に立っていると、アルバイトの姉ちゃんから「しんたさんを見てると辛くなるので、奥で休んでいて下さい」と言われる始末だ。
あの時ばかりは、病院嫌いのぼくも、意地を張らずに病院に飛び込んだものだった。
しかし後になって、病院に行ったことを悔やんだ。
その病院は、熱を下げる注射しかしなかったのだ。
結局、また汗をかいてしまい、熱が出た。
おかげで、2,3日ぼーっとした状態が続いたのだった。
週末は、今日以上に寒くなると言う。
もう病院には行きたくない。