吹く風

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

昨日のニュースを見て

久しぶりに胸がすく思いがした。
昨日の奄美沖の事件のことである。
おそらく真珠湾攻撃のニュースを聴いた日本人も、こんな気持ちだったのかもしれない。
昨日からのニュースを、ぼくは食い入るように見ていた。
この調子で尖閣諸島の中国の調査船や、竹島の韓国船も射撃してやればいいのに。
わがままな国にはこの方法が一番だろう。

調べたわけではないので何とも言えないが、国がやった船に対する射撃というのは、おそらく大東亜戦争以来じゃないのか?
そうであれば、昨日の事件は歴史的なことである。
かつての世界に冠する海軍国の片鱗は残っていたわけだ。
海上自衛隊も「今中国海軍と戦っても負けない」と言っているし、海に対する守りはまだまだ捨てたもんじゃない。

しかし、どうして政府やマスコミは「正当防衛」にこだわるのだろうか?
そんな次元の低い問題じゃないだろう。
国にとっての一大事なんだから、どちらが先に撃ったとかいうのとは違う話だ。
「不法に侵入して来たから撃った」、それですむじゃないか。
それに相手が先に発砲しなくても、この場合の正当防衛は成り立つはずだ。
なぜなら「侵入」という攻撃を受けたのだから。
もし家に誰かが侵入してきたら、相手からの攻撃を受けない限り、こちらは黙って見ているだろうか?
よっぽど気が弱い人でもないかぎり、こちらから攻撃を仕掛けるはずだ。
戦後の日本はこういうことを避けてきたので、危機管理の何たるかがわからなくなってしまった。
だから正当防衛などという、個人レベルの話にすりかわってしまうのだろう。

10年ほど前、社員旅行で沖縄に行った時の話である。
仲間と本島北部をドライブをしていたのだが、道に迷ってしまった。
気がつくと目の前に嘉手納の米軍基地があった。
あそこでUターンさせてもらおうと、車を進めていたら、突然門のところにいた兵隊が、こちらに銃を向けた。
慌ててハンドルを切り、手前でUターンしたので撃たれなくてすんだのだが。
あの時、もしぼくらが撃たれて殺されたとしても、何も文句は言えなかっただろう。
なぜなら、理由はどうであれ、侵入者になるのだから。
アメリカだけに限らず、他の国はそこまでやるのだ。

大東亜戦争後、近隣諸国、つまり東アジアの国々は、日本をなめ続けてきた。
これを機会に、毅然とした態度を取り戻して欲しいものである。