2020年10月6日(9)弱い自分
10月4日土曜日退院。
退院する時、ぼくは医者に聞いた。
「いつから仕事していいですか?」
「いつからでもいいですよ」
「えっ、明日からでもいいんですか?」
「かまいませんよ」
そこで復帰を考えた。しかし、
『一週間寝てばかりいたので体力が続くかどうか心配』という思いと、
『まだ痛風が治ってない』という現実と、
『せっかく病人になったんだから、もう少し病人をしていようかな』というずるさと
『どうしようかな』という弱い自分が、復帰の時期を延ばしたのだった。
2020年10月6日(10)
で、自宅で何をしているのかというと、ジッとしていても体力はつかないし、いらんことを考えてしまうから、外に出てウォーキングをやっている。痛風なのに歩けるのかというと、今回は足が腫れてない状態なので、筋膜炎用に買ったサポーターを付ければ歩けるのだ。
ということで、日曜日は10キロ歩き、月曜日は15キロ歩いた。久々に長距離を歩いたので、筋肉痛になってしまった。
「しかしこれだけ歩けるなら、また痛風の影響が少ないのなら、今日から仕事でもよかったのではないか」
と思っていると、ずるさが目を覚まして言った。
「仕事には、この痛みが取れてから行くことにしようよ」
「そうだね。うん、そうしよう」
弱い自分は、そう答えた。