【日曜日の気】
不思議に思っていることがある。それは日曜日とその他の日との雰囲気の差だ。
平日は慌ただしく感じるが、日曜日はのんびりとした感じがするのだ。平日と比べると日曜日は車の流れが違うし、人の歩き方も違っている。
だが、違うのはそういう人為的なものだけではない。
日曜日は空ものどかであるし、空気も柔らかく感じる。
うちの近所では平日だと聞こえないトンビの声が、日曜日には聞こえたりする。カラスの鳴き声も日曜日は殺伐としてないし、小鳥のさえずりも日曜日はのんびりして聞こえる。
つまり、自然界も日曜日モードなのだ。
もしかしたら、ぼくが日曜日を意識して見るから、そう思うのかもしれない。
しかし、そればかりではないような気もする。
日曜日は、家でくつろいでいる人が多い。そういうくつろいだ『気』が空に伝わり、空気に伝わり、鳥に伝わって、日曜日ののんびりした雰囲気を作っているのではないのだろうか。
そう考えると、なぜ江戸時代がのどかだったのか、という理由もわかるような気がする。
【神社参拝】
たまに近所の神社に行っている。
そこは、太宰府や宗像のような有名な神社ではなく、町中の一神社にすぎないから、正月や七五三以外の日は閑散としている。それでも1日と15日は、そこそこ参拝客もいるようだ。
なぜ1日と15日なのかを考えてみたのだが、それはおそらく月と関係あるのではないか。旧暦だと1日は新月にあたり、15日は満月にあたる。それをそのまま新暦に当てはめたのではないだろうか。
しかし、もしそうだとすると、人はあまり意味のない日に神様にお参りしていることになる。やはりここは旧暦で行くべきだと思う。