日常生活の蓄積が人生なのだから
今日のちょっとした出来事だって
ぼくの人生だったと言えるだろう。
時にはちょっとした出来事が
人生を、大きく変えることもある。
だからちょっとした出来事と言って
決して疎かには出来ないものだ。
ただ、それにこだわるとだめなんだな。
たとえば晩飯の中に大っ嫌いな
グリーンピースが入っていたことを
根に持ったりするとろくなことがない。
最初は「こんなもの入れやがって」という
ちょっとした怒りに過ぎなかったのに、
そのうち「あいつは殺す気だったんだ」なんて
被害妄想にまで発展することもあるんだ。
だから大っ嫌いなグリーンピースのことは
今この時点でさっさと捨ててしまうんだ。
そしてグリーピースのことを気にしない自分に
一つマルを付けて喜びとするんだ。
そのマルがたくさん貯まっている時というのが、
実は人生がいい方向に向かっている時なんだ。
きっといいことがある。
きっといいことがある。