さて、その『Happy!』を読んでいて思ったのだが、この作者は、この作品で『あしたのジョー』を描きたかったのではないだろうか?
扱っているスポーツがテニスとボクシングという違いもあるし、何かと暗い『あしたのジョー』に比べると、『Happy!』は底抜けに明るい。
だが、どん底から這い上がっていく設定は同じだし、丹下段平を彷彿とさせるコーチがいるし、作品の中には『あしたのジョー』を思わせる場面がいくつかあるし…。
ほぼ同じ世代ということで、ついそう思ってしまう。
もしそうだとしたら、この作者は『あしたのジョー』のあの時代を象徴するような、「まっ白な灰」などという曖昧な終わり方に不満を抱いていたのではないだろうか?
だからこそ、この『Happy!』を描いたのだと思う。
つまり、この作品を使って、自分の中の『あしたのジョー』を終わらせたかったということである。
扱っているスポーツがテニスとボクシングという違いもあるし、何かと暗い『あしたのジョー』に比べると、『Happy!』は底抜けに明るい。
だが、どん底から這い上がっていく設定は同じだし、丹下段平を彷彿とさせるコーチがいるし、作品の中には『あしたのジョー』を思わせる場面がいくつかあるし…。
ほぼ同じ世代ということで、ついそう思ってしまう。
もしそうだとしたら、この作者は『あしたのジョー』のあの時代を象徴するような、「まっ白な灰」などという曖昧な終わり方に不満を抱いていたのではないだろうか?
だからこそ、この『Happy!』を描いたのだと思う。
つまり、この作品を使って、自分の中の『あしたのジョー』を終わらせたかったということである。