頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

事件簿

故障車(3)

およそ30分してJAFの人が来た。
電話で状況を説明しておいたが、来た人は知らなかったようで、もう一度状況を説明した。
するとその人は、いとも簡単に「ガス欠じゃないんですか?」と言う。
「ガス欠じゃないと思いますけどねえ。まだEを少し下がったくらいですから」
「そうですか。ま、いずれにしてもここでは見れませんね。まったく動かないんですか?」
「ええ」
「ちょっとエンジンかけてみましょうか」
「かかりませんよ」

ところがである。
JAF氏がエンジンをかけると、かかったのだ。
「かかりますねぇ」
「はあ…」
「じゃあ、ホームセンターの駐車場で見ますから、そこまで移動して下さい」

ぼくはまた車が止まるんじゃないかと、ヒヤヒヤしながら車を動かした。
しかし、ちゃんと50メートル先のホームセンターまで停まらずに進んだ。
入口が少し登り坂になっているのだが、そこが一番広いので、他のお客さんに迷惑がかからないと判断し、そこに車を止めた。

で、JAF氏の点検が始まった。
JAF氏はまず車を動かした。
ぼくは坂を登るような向きで置いたのだが、逆に坂を下る向きで置き直したのだ。
バッテリーでも充電するのだろうかと思っていたら、
「このままエンジンをかけたままにしておきます」と言う。
「はあ」
「もうすぐ止まると思うんですけど…」
「えっ?」

そうこうしていると、エンジン音がそれまでの「ブルブルブル」から、先ほどの「ト、ト、ト、トントン」に変わり、「トン、トン、トン、ト、…」と鳴って、止まった。

「ああ、やっぱり」
「なんですか?」
「ガス欠です」
「え?」
「止まったのは、坂道の下りだったでしょ?」
「ええ」
「この車はガソリンが少ない場合、下りの坂道とかでガソリンがエンジンに行かなくなるんですよ。だから止まったんです」
「…そうなんですか」
「ええ。いちおうガソリン10リットル用意してますんで、入れてみましょうか?」
「ガス欠なら、ガソリン入れんと動かんでしょ?」
「ええ、じゃあ入れてみますね」

JAF氏がガソリンを入れると、エンジンが動き出した。
5分ほど様子を見ていたが、止まる気配はない。
やはりガス欠だったのだ。
ということで、JAF氏はガソリン代を受け取り帰っていった。

ガス欠になったなんて、生まれて初めてのことである。
おそらくこの車には、予備タンクなんてついてないのだろう。
ま、走ればいいと思って買ったのだから、文句は言えない。
早く新車を買わんと。



故障車(2)

こういう場合、まず何をすべきか。
ぼくは、まずそれを考えた。
で、ハザードランプをつけ、後続の車に異変を伝えた。
それから何をするか。
ハザードだけではダメだ。
で、十数年前に買った三角停止板を、ここで初めて登場させた。

ただ、置き位置がよくわからない。
そういえば何日か前、高速道路で故障していた車にトラックが突っ込んで、死者が出たというニュースを聞いた。
停止板を車に寄せて置いておくと、後続の車が気づかなかった場合、突っ込んでくる可能性もある。
そこで、ぼくは車長の何倍かのスペースを空けて、停止板を置いた。
おかげで、後続の車も早めに気づくことが出来たようで、さしたる混乱はなかった。

さて、交通上の応急処置は終わったものの、故障した車をそのままにしておくわけにはいかない。
そこで、次にJAFを呼んだ。
ところがすぐには来れないという。
どのくらいかかるのかと聞くと、30分位ですねと言う。
30分も交差点で立ち往生か。
交差点で故障して、1分でもそこにいるのが恥ずかしいのに、30分も待っていなければならないのか。

こういう時、以前なら車の中で顔を伏せていたと思うが、今は違う。
「楽しい、楽しい」とつぶやいてみたのだ。
すると、心がそれに釣られたのか、この状況を楽しもうという気になってきた。
こういう状況の時、行きすぎる人はどんな目でぼくを見るのだろうか?
それを見てみようと思ったのだ。
30分近く車上の人を見ていたが、「またか」という感じで、あまり感心ないようだった。
おそらく事故じゃないから面白くなかったのだろう。



故障車(1)

昨日の夜あたりから、車の調子がおかしかった。
坂道を下ったり、角を曲がったりすると、エンジン音がおかしくなるのだ。
それまで「ブルブルブル」と言っていたのが、「ト、ト、ト、トントン」という。
「やっぱり中古やの」
最初はそういうふうに考えた。
機械が悪いなどという考えには至らなかったのだ。

今朝もそうだった。
嫁ブーを送って行く時にも同じ症状が出たのだ。
昨日より頻繁にその症状が出た。
だが、何とか無事に送り届けて、家まで帰ってきた。

昼間、証明写真を撮るために、近くのホームセンターに行く予定にしていた。
歩くついでに撮るつもりだったが、その時の服装がいただけない。
ということで、今日は歩かずに、車で神社に行き、その帰りにホームセンターに行くことにした。

神社まではよかった。
いや、ホームセンターの手前まではよかった。
ホームセンター前の信号待ちの時に、その事件は起きた。

またしてもエンジンが、「ト、ト、ト、トントン」と言いだしたのだ。
朝方よりも酷い音になっている。
「こんなところで止まるなよ」と思いながら、アクセルをふかした。

すると「トン、トン、トン、ト、…」となって、止まった。
ぼくは慌ててエンジンをかけ直した。
いちおうは作動する。
だけど動かない。
その動作を、何度かやったが、結局車は動いてくれなかった。
そう、横断歩道上で立ち往生してしまったわけだ。



危機一髪

今日は半日オナカ君の手伝いをしたのだが、車での移動中、怖ろしいことが起きた。
国道を運転中、二つ前を走っている車が右折するために停車した。
一車線しかないところなので、よけることが出来ない。
そのため、すぐ前を走っていた車も停まった。

当然オナカ君も停まるものと思っていた。
ところが、オナカ君はいつまで経ってもスピードを緩めない。
ぼくは「おい」と言って、オナカ君のほうを見た。
すると、オナカ君は少し焦った声で
「ブレーキが利かん」と言うではないか。
前の車は数メートル先に迫っている。
オナカ君はとっさにハンドルを切った。
車は歩道に向かった。
その先には電柱があった。
「当たる!」とぼくは思った。
と、オナカ君はまたもやハンドルを切った。
車は車道に戻った。
だが、前の車はまだそのままの位置にいる。
「もうだめだ!」と思ったその瞬間、ようやく前の車が動いた。
そう、ぶつからずにすんだのだ。

そのあとオナカ君はしつこくブレーキを踏んでいた。
その甲斐あって車は停止した。
ぼくたちは何とか危機を脱したのだった。

別に飛ばしてはいなかったが、それでも制限速度は出ていたから、もし当たっていたら、物損だけではすまなかったに違いない。
確かにオナカ君のハンドルさばきはうまかった。
だが、それも前の車が動いてくれたから生きたのだ。
これは運以外の何ものでもない。
今月に入って、ぼくはずっと運の良さを感じているのだが、これもその運の良さが作用したものなのか?
それともオナカ君の運が強かったのか?
そういえば、ぼくもオナカ君も、星座はさそり座だ。
ということは、二人の運が作用したのだろうか?



また放火みたいだ

今月の頭に書いた火事の続報である。
今日(もう15日になってはいるが)、また前回と同じ地区で火事が起きた。
前回は4件続けてメールが届いたわけだが、今回は2件続けてである。
最初のメールは0時28分に届いた。
ビル火災で消防車が出動している。
次のメールが届いたのはその4分後で、今度は車両火災である。
1丁目と2丁目の違いこそあれ、どちらも同じ町だ。
もう放火で間違いないだろう。
面白がって火をつけているとしか思えない。



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