頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2006年09月

どちらにおかけですか?

家にいると、よく電話がかかってくる。
そのほとんどが、「奥様いらっしゃいますか?」という電話である。
ぼくが「いません」と応えると、相手は素性も用件も言わずに「それでは、また改めて電話いたします」と切ってしまう。
おそらく勧誘の電話なのだろう。

こういう勧誘電話の特徴は、例えば「しろげさんのお宅ですか?」などと言って相手を確認することもなく、突然「奥様いらっしゃいますか?」としゃべり出すことだ。
もし電話帳を見てかけているのなら、当然「しろげさんのお宅ですか?」と、相手の名前を確認するはずだ。
番号しか書かれていないリストを見て電話をかけているから、前置きなく「奥様いらっしゃいますか?」となってしまうのだ。

しかし、こういう電話をただ受けるだけというのも面白くない。
そこで最近はちょっとその応対を変えている。

今日の昼間、「ポロロロー、ポロロロー…」という呼出し音がなったので出てみると…。
「奥様いらっしゃいますか?」
「すいませんが、どちらの奥様に用があるんですか?」
「えっ…」
「もしもーし」
「○○さんの奥様です」
「○○さんねぇ…」
「は、はい…」
「ああ、残念ですねぇー」
「えっ?」
「うちには○○という名前の奥様はいないんですよねぇ。ちょっと惜しいですけどねぇ…」
「あ、すいません。ガチャッ」

こういう勧誘電話は、マニュアルどおりにしゃべり、マニュアルどおりに応対しているものだ。
今日勧誘電話をかけてきた企業のマニュアルには、おそらく「どちらにおかけですか?」などと聞かれた場合の対応の仕方がなかったのだろう。

「奥様いらっしゃいますか?」ではなかったが、以前かかってきた電話で、やはりこちらの名前を確認せずに、突然用件をしゃべりだしたところがあった。
その時は、今日のように最初から「どちらにおかけですか?」と聞かずに、歯切れよくしゃべる、そのマニュアルどおりの用件を最後まで聞くことにしたのだ。
そして、相手がその用件を言い終わったところで、ぼくは間をおかずに「ところで、どちらにおかけですか?」と尋ねてみた。
どうせ答えられないだろうと思ったわけである。
ところが、相手は「はい、しろげさんのお宅です」と明るく答えるではないか。

しかし、歯切れがよかったのはここまでで、ぼくが「名前と番号をどこで調べたんですか?」と突っ込むと、急に歯切れが悪くなった。
「いや、その…」
「答えられないんですか?」
「‥‥」
「困りましたねぇ。そういう企業とは取引したくないんですがねえ…」
「そ、そうですか…」
「二度と電話しないでもらえますか?」
「は、はい。わかりました。申し訳ありませんでした」
そう言って、相手は電話を切ったのだった。

最初にこちらの素性を名乗り、相手の名前を確認するのは、電話をかける際の最低のマナーである。
勧誘電話は、そういう最低のマナーも守れないような企業がやっているのだ。
そういう企業と、まともに話をするのも馬鹿らしいではないか。
ということで、これからもこういう電話をかけてくるところは、どんどんイジメていくつもりである。



床屋に行った

(1)
久々に床屋に行った。
会社を辞めてから二回目である。
前に行ったのが6月だったから、3ヶ月伸び続けていたわけだ。
別に伸ばしていたわけではない。
前々から床屋に行こうとは思っていた。
だが、つい行くのが面倒になって、今日まで放っておいたのだった。

髪が伸びてくると、いろいろと支障が出てくる。
まず髪を洗う時である。
髪が多くなりすぎて、シャワーの水がなかなか地肌まで到達しないのだ。
おかげで、水道代がかかってしまう。

またいったん地肌まで到達してしまうと、今度は乾くのに時間がかかる。
通気が悪いために、表側は乾いても中が乾かないのだ。
最近、気温の低い日にはよく軽い風邪を引くことが多いのだが、それは決まって髪を洗った時だ。
寒気がしたり、頭痛がしたり、鼻水が流れたりするのだ。

もう一つ支障がある。
それはある程度以上伸びると、横や後ろの髪が内側にカールしてしまうということだ。
髪を伸ばすと後ろ髪が外にはねるというのをよく聞くが、ぼくの場合はその逆なのである。
ぼくは高校時代に髪を伸ばしていたのだが、その時もそういうふうに髪がカールしていた。
そのためラーメンやうどんのスープを飲む時(ぼくはレンゲを使わない)に、髪が丼の中に浸かっていたものだった。
前々から床屋に行こうと思っていたのは、最近そういった麺類を食べる機会が増えたためでもある。

(2)
さて、今日床屋に行って、髪をばっさり切ってもらったわけだが、その時床屋の姉さんから気になることを言われた。
それは、「髪が黒くなったね」である。
それを聞いて、ぼくはちょっとショックを受けた。
なぜなら、ぼくの持つ自分のイメージが、黒髪から白髪に変わっているからだ。

一昨日写真のことを書いた時にも言ったが、ぼくはすでに黒髪の自分に馴染めなくなっているのだ。
もしこのまま黒髪が増えていっても、頭全体が黒くなるわけではない。
中途半端な黒髪、そう、俗に言う「ごま塩頭」になってしまうのだ。
この「ごま塩頭」ほど見苦しいものはない。
かなり老けて見えるのだ。
今は真っ白な頭のほうが若く見られるのだから、出来たらこのまま真っ白のほうがいい。
いや、そうあってくれないと困る。
なぜなら、この頭が、これから就く職業では、大きな武器となるからだ。



職安に行く

(1)
今日は朝から職業安定所に行ってきた。
失業保険対策のためである。
失業手当というのは、何もしないでもらえるものではない。
常に就職活動をしていなければならないのだ。
その就職活動というのは、企業に出向いて面接を受けたり、職業訓練を行うことだけを指すのではない。
ハローワークでの企業閲覧だけでも、立派な就職活動になる。
というわけで、今日ぼくはその閲覧に行ってきたのだ。

まあ、ぼくのように次の仕事が決まりかけている人間が企業閲覧をしても無駄なことである。
だが、もしそこがダメになった場合に、何も活動をやっていなければ、失業手当はもらえないのだ。
その際に「決まりかけていた仕事がダメになりましたから、失業手当をください」と訴えても、おそらく認定してもらえないと思う。
まあ、先方に経緯の説明などをしてもらえれば何とかなるかもしれないが、その場合はその手続きに奔走しなければならなくなるだろう。
そういう面倒なことをするより、たとえ無駄な閲覧であっても、やっておいたほうがいいわけだ。
つまり、この閲覧が、失業保険をもらうための保険なのである。

(2)
さてその閲覧、今日が初めてである。
もちろん15年前の失業の時にやったことはあるのだが、その当時の閲覧というのは、職種別に分かれたファイルを見ることだった。
ところが、今はすべてパソコンでの閲覧である。
希望する勤務地と職種などを入れて検索すれば、その条件にあった企業が出てくるわけだ。

ぼくが職安に希望職種として申請しているのは、販売と営業であるから、まずその項目を調べてみた。
すぐにその結果が画面に出てきたが、その数はかなり少なく、区内だと数件しかなかった。
そこで範囲を広げて、市内で検索してみると、今度はけっこう多く出てきた。
だが、今度は条件面で合わないのだ。
どういう条件かというと、もちろん給与面である。
どれを見ても、40代の平均収入を満たしていない。
酷いところは、4時間パート並みの収入しかないところもあった。
これを見た限りでは、この歳での再就職は非常に難しいと言わざるを得ないだろう。



22年前の写真

実家の書棚を整理している時、一冊のアルバムを見つけた。
何の写真だろうと見てみると、以前(前の前)勤めていた会社の仲間と耶馬溪に行った時のものだった。
日付を見ると、昭和59年6月14日になっている。
ぼくは11月生まれだから、この時は26歳だ。

その頃のぼくは、まったく別人である。
痩せているし、黒髪だし…。
痩せているのはともかく、黒髪が似合ってない。
というより、何か違和感を覚える。
これを見ると、「ぼくはきっと白髪になるために生まれてきたのだ」と思わざるをえない。
それほど黒髪がいやらしいのだ。

さて、それらの写真の中に、面白い人を見つけた。
この人もいっしょに行っていたのだ。
「この人」とは誰かというと、嫁ブーである。
見るからに健康的で、体全体にプクプクしている。
まさに脂がのっているという感じである。
ぼくがここに「嫁ブー」と書くようになったのは、おそらくこの時のイメージが、ぼくの潜在意識の中に残っていたためだろう。
それほどブーなのだ。

ところで、この時のぼくのいでたちだが、LEEのジーンズにリーガルのスニーカー、上はBVDのTシャツである。
ジーンズとスニーカーはすでにない。
ところがTシャツは健在で、いまだによく着ている。
とはいえ、オレンジ色なので、この歳になって表に出すのは若干抵抗がある。
そのため、もっぱらアンダーシャツとして利用しているのだ。

それを買ったのは東京に出る前だったから、もう30年ほど着ていることになる。
そういえば、すでにないとは書いたが、LEEのジーンズも20年間はき続けたのだった。
どちらもそれなりに高かったのを覚えているが、やはりいい物は長持ちするものである。
おそらく、今着ている中国製のTシャツは3年と持たないのではないだろうか。



おいしい味噌

今日の昼食も外食だった。
今日は嫁ブーが休みだったので、ドライブがてら二人で食べに行ったのだ。
が、入った店は、ごく近くの居酒屋だった。
もちろん酒は飲んでいない。
そこのランチがおいしくて有名だというので、行ってみたのだ。

なるほど噂どおりの味だった。
日替わり定食を食べたのだが、まず吸った味噌汁で、おいしい店だとうことがわかった。
味噌にこだわりを持っている店というのは、全体的に味がいいものだ。
どこの味噌か聞くのを忘れたが、近辺の味噌でないのは確かだ。

以前行った店の味噌汁がえらくおいしかったので、どこの味噌を使っているか聞いたことがある。
「この味噌汁おいしいですね」
「そうでしょ。味噌がいいんですよ」
「味噌か…。W味噌(地場の味噌)とかじゃないでしょ?」
「ええ違います。うちは田川の味噌を使ってるんですよ」
ということだった。

今日入った店も、似た味がしていたので、おそらく同じところの味噌を使っているのだろう。
そこで、味噌の銘柄を聞いてみようと思った。
ところが、その店の店主は、いささか頑固者臭いのだ。
そのため、銘柄を聞くのはやめた。

なぜ聞くのをやめたのかというと、過去にこんなことがあったのだ。
高校時代に、お好み焼きのソースがえらくおいしい店があったので、軽い気持ちで「どこのソースを使ってるんですか?」と聞いたことがある。
ところが、店主はぼくを同業者の息子とでも思ったのか、急に怪訝な顔をしたのだ。
その次に行った時も、店主はぼくの顔を見るとやはり怪訝な顔をした。
結局その店に行きづらくなり、以来二度と行かなかった。
それ以来、店でそういうことを聞くのを躊躇するようになったというわけだ。

そういう苦い思い出があるため、今日も味噌の銘柄を聞くことが出来なかった。
案外、簡単に教えてくれたかもしれないが、心に残っている傷がそれをさせなかったのだ。
しかし、聞かないことには、永遠にその味噌を手に入れることは出来ないだろう。

しかし、お好み焼きのソースは、意外なところから知ることが出来た。
社会に出てからのことだった。
家でお好み焼きを作った時に、母が「このソース、最近発売されたんやけど、使ってみる?」と言われ使ってみたら、何と高校時代に行った店で食べた味と同じだったのだ。
そのソースというのは、あの「おたふくソース」である。

まあ、そういうこともあるので、ひょんなことから手に入れることが出来るかもしれない。
要は、「手に入れたい」と強く思って、諦めないことだ。



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