頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2006年08月

迷惑メール(後)

さて、朝起きてみると、さすがにメールは来ていなかった。
いつも目覚まし代わりに使っているウェザーニュースも、時事通信も、西日本新聞も…、何にも届いてはいなかった。
普段当たり前になっていることが、当たり前になっていなかった時というのは、あまり気分のいいものではない。

さっそく受信拒否を解除することにした。
すると、とりあえずの受信拒否が功を奏し相手が諦めたのか、はたまた相手が寝ているのかは知らないが、ぼくが目を覚ましてからは、まったくそういうメールメールは来なかった。
それで「対策はもういいや」ということになり、放っておくことにした。

ところがである。
解除して2時間を過ぎた頃、来たメールを見て愕然とした。
再び「メール下さい」メールが来たのだ。
今度は知らない女性名で「何でメールくれなかったんですか?待ってたのに…」と書かれたものまである。
そしてあれよあれよという間に、その類のメールが10件を超えた。
その時は、さすがにメールアドレスを変えようと思った。
しかし、考え直した。
それをやると、かなりの数の人に変更通知を出さなければならないのだ。
それが面倒である。

そこで、朝やるはずだった対策を練ることにした。
まず考えたのが、いちおうパソコンからのメール受信を拒否して、必要なメールのドメインだけを許可登録する方法だ。
これだと確実である。
そこでやってみようと、必要なメールの数を数えてみたら、何とかなりの量あるではないか。
許可登録の限度は40件までなのだが、確実にそれ以上はある。
しかも、それをやるとなると、まずメールからドメインを拾い出してそれをコピーし、その上で画面を切り替え、そしてそれを貼り付けるという、変更通知よりもさらに面倒な作業を強いられることになる。

で、次の方法を考えてみることにした。
…ところが、長い間考えてはみたものの、何も出てこない。
そういうわけで、「まず考えた」方法を採ることにした。

今ケータイに送られてくるメールは2種類ある。
パソコンからの転送メールと、iメニューなどから拾ったケータイ向けメールである。
どちらのメールが多いのかというと、圧倒的に前者のほうである。
なぜなら、差出人が同じでも、ドメインが違うことがよくあるからだ。
そのため、当初パソコンメールはケータイには転送しないようにするか、もしくはYahooメールに転送して着信通知だけ受けとるようにしようと思っていた。

しかし、転送をやめてしまうと、タイムリーな情報が得られないし、着信通知だと同じ文面しか書いてないので、メールを見落とすことにもなりかねない。
そこで、何かいい方法はないかと調べてみると、あった。

前々から使っているリモートメールに、送られてきたメールをすべてリモートメールのドメインでケータイに転送するという、便利な機能があったのだ。
その機能を使えば、リモートメールのドメインを受信許可するだけで、パソコンからの転送メールはすべてケータイに届くというわけだ。
ということで、パソコンの転送メールはその転送先をリモートメールに変更した。

これで受信登録のための作業の量は遥かに軽減された。
件数も40件を下回わり、楽に作業が出来た。
まあ、転送メールは同じドメインのため、フォルダに振り分け出来ないというデメリットはあるものの、これでもう「メール下さい」とか「お金を借りるならココ」とか、「何でメールくれなかったんですか?待ってたのに…」などというふざけたメールを見なくてすむ。
めでたしめでたしである。



迷惑メール(前)

昨日の夜、テレビを見ている時だった。
10時半を過ぎた頃から、部屋に置いていたケータイのメール着信音が頻繁に鳴りだした。
最近は懸賞やポイントメールがたくさんくるので、そういった類のものだろうと思いあまり気にはしなかった。

11時にテレビを見終わる。
部屋に戻りケータイを見てみると、そういう類のメールではなかった。
女性の名前で「メール下さい」だとか、「お金を借りるならココ」だとかいう内容のメールばかりである。

@から後ろ、つまりドメインはすべて同じ。
それも今まで見たことのないドメインだ。
アカウントもいいかげんで、アルファベットを意味なく並べているものばかり。
そう、迷惑メールなのである。
数えてみると、12件来ていた。
30分の間に12件だから、メールは2分半に1通の割で来ていた計算になる。
こんなことは初めてである。
パソコンで迷惑メールを受けたことがあるが、ここまで多くはなかった。

11時を過ぎてもメールは来続けている。
そう、相変わらず2分半に1通のペースでだ。

12時を過ぎると、さすがにメールの数は減ったが、それでも5分間隔で来るのだ。
ここまできて、ようやくぼくは腰を上げた。
何をしたのかというと、ケータイ以外のドメインで来たメールを受けとらないように設定したのだ。
これでメールは来なくなった。

それはそれでよかったのだが、これをやってしまうと大事なメールも受け取れなくなる。
依頼している仕事のメールも、ケータイに来るようにしているので、これではちょっと困る。
やはり受信拒否はすべきではない。

とはいえ、時間が時間だ。
大事なメールというのは、ちゃんとした企業からのものだから、夜中に来るとは考えられない。
また、相手は夜中でもこんなに多くメールを送っているのだから、当然午前中は寝ているはずだ。
ということは、仮にぼくが朝起きてからすぐに拒否解除しても、一時は迷惑メールは来ないということだ。
その間、対策を練ることができる。

また、相手はこれだけ集中して大量メールを出してくるのだ。
ということは、たとえそれが短い時間であったとしても、ことごとく受信を拒否されれば、メールアドレスを変えたと思い、ぼくにメールを出すのはやめるだろう。
もしそうしないなら、相手はよほどのバカだということになる。
ということで、朝拒否解除するということにして、寝ることにした。



焼きめしとチャーハン

小学生の夏休み、昼飯というといつも焼きめしだった。
母が働きに出ていたので、作ってくれるのは叔母だった。
全体の色が変わるぐらいにウィスターソースをぶっかけて、汗を流しながら食べていたものだ。
その際に飲むのは水か麦茶と決めていた。
味が濃いので、熱いお茶を受け付けなかったのだ。

時は流れて20歳の頃、つまり東京時代。
横須賀の親戚に遊びに行った時、叔父からチャーハンを作ってもらったことがある。
味はまろやかで、それでいてコクがある。
添えてあった福神漬けの味とも調和していた。
まず、そのへんの中華料理店には負けてなかっただろう。

さて、この叔父と叔母は実の兄妹なのだが、二人の作ったものはまったく違っていた。
一番大きな違いは、玉子の有無である。
叔父が作ってくれたチャーハンは玉子がベースになっていた。
ところが、叔母が作った焼きめしには、玉子など入っていたことがない。
油でそのまま炒めていたのだ。

もう一つの違いを上げるとしたら、グリーンピースの有無である。
叔父の作ってくれたチャーハンには、ご丁寧にグリーンピースまで入っていたのだ。
一方の叔母の作った焼きめしは、基本的な野菜が入っているだけだった。

だが、その二つ、どちらがおいしかったのかというと、叔母のほうだ。
叔父のチャーハンは実に行き届いていた。
タマネギの切り方ひとつにもこだわりがあったようだし、盛りつけ方もきれいにまとまっていた。
一方、叔母の焼きめしはすべてが大雑把だった。
具を適当に刻んでぶち込んだような感があり、盛りつけ方も決してうまいとは言えなかった。
味はというと、どちらもそれなりの味をしていたように思う。
だが、ぼくはあえて叔母の焼きめしに軍配を上げる。

理由は二つある。
ひとつは、好き嫌いの問題である。
いや、別に叔父と叔母の好き嫌いではない。
何かというと、グリーンピースである。
ぼくはグリーンピースが全くダメなのだ。
あれが乗っているというだけで、おいしさが半減してしまう。
それだけ選って食べるというのも面倒な作業だし。
とにかくこれだけでも、10点は減点になる。

もう一つは、醍醐味である。
チャーハンというと、何かお体裁ぶっているような感じがするのだ。
中華料理屋に行ってチャーハンを注文すると、お焦げなどはあまりなく、さらにきれいに盛って出てくるから見た目もきれいだ。
しかし、ご飯はお焦げがおいしいのだ。
それがもしまずいとすれば、例えばお焦げが出来る炊飯ジャーなどは出来なかっただろうし、焼きおにぎりが売れることはなかっただろう。
また、見た目がきれいだと、ウィスターソースをぶっかけるのも気が引けるではないか。

一方の焼きめしは、実に野性的である。
ソースをぶっかけたり、生卵をや半熟目玉などを乗せてグチャグチャにかき混ぜたりしてもかまわない。
いや、そうすることでおいしさが増すのだから、これはもうやらざるを得ない。

かつて、うちの近くのデパートの食堂街のある店に、「男の焼きめし」というメニューがあった。
その名前を見ただけで野性味を感じ、おいしさを予感したものだ。
さっそく注文し食べてみるとこれが絶品で、仕事さえなければ毎日でも食べに来たいと思ったほどだった。

ところが、この間そこに行ってみると、確かに「焼きめし」はあったが、肝心の「男」が抜けていた。
性別不問にしたせいか、「チャーハン」に近いものが出てきた。
しかし野性味を感じなくなったせいなのか、味は落ちていていた。

今、町の食堂などに行くと、大多数の店のメニューには「チャーハン」とか「炒飯」とか書いてある。
一方、「焼きめし」と書いてあるところは実に少ない。
それが寂しい。



推理

今日、ちょっと調べ物があって、Googleの地図を見ていたのだが、そこに面白いものを見つけた。
そのサイトは普通の地図だけでなく、航空写真も見ることが出来る。
そこでぼくは、自分の家を探してみることにした。
まあ、探すといっても、そこにある検索窓に住所を入れればすむはなしであるが。

ということで、一発でぼくの住むマンションが出てきた。
「なるほど、うちのマンションは空から見るとこう見えるのか」などと思いながら見ていると、そこにすごいものを発見した。
ぼくは思わず嫁ブーを呼んだ。
「おーい、ちょっと来てみ」
「何?」
「おいこれ、ちょっと見てみ」
ぼくは、そう言ってそれを指さした。

「航空写真やん。これがどうかしたと?」
「よく見てみ」
「えっ?」
「わからんか?」
「…、あっ、これうちやないね」
「そう。じゃあこれは?」
「あーっ!これしんちゃんの車やん」
「おう」
「こんなもんまで写るんやね」
「そうっちゃ。見つけたときビックリした」

「ねえ、これいつ写したんかねえ?」
「さあ?ここには2006年と書いとるけど、去年出来たホームセンター○○が写ってないんよ。いちおう整地はすんどるみたいやけどの」
「ということは、去年なんかねえ?」
「さあ、どうなんかのう…」

そこでぼくは、その写真がいつ撮られたものであるか、調べてみることにした。
まず、時期を推理してみた。
先に書いたホームセンター○○のオープンは、昨年の7月頭だった。
大型店舗の建築は3ヶ月位かかる。
ということは、建て始めは4月頭ということになる。
また、整地はすませているわけだから、写真は建てる直前、つまり3月の終わり頃に撮られたと考えられる。

さらに、車が写っているくらいだから、その日はぼくが休みだったということだ。
そこで昨年の3月最後の休みを調べてみると、29日になっている。
たぶんこの日で間違いないだろう。

では時間はどうかというと、それもわかった。
近くのマンションに知り合いが住んでいるのだが、そのマンションの影が、真北にかかっているのだ。
ということは正午頃だということだ。
そういうわけで、この航空写真は、2005年3月29日昼の12時前後に撮影されたことが判明した。

しかし、こんなことを調べて何になるのだろう?
今度は、「こんなことを調べて何になるのか?」ということを推理してみるか。



夜の秋

今日も昼から雨で、降り出してから一気に秋になったように涼しくなった。
雨が降り込んでくるので、家の窓を全部閉めたのだが、まったく暑くなく、息苦しさも感じなかった。

ところで、俳句の歳時記で「夜の秋」というのがあるが、ちょうどこの時期の季語だ。
ぼくが昔作った詩に、『時の雨』というのがある。

 雲深き 夜の秋
 月隠れ 時の雨
 過ぎし人 傘もなし

 旅日記 日々は濡れ
 時はもつれ 時の雨
 懐かしき 想い消え

  風は濡れ 夜に冷たく
  時の雨 火もつかぬ

  虫は鳴き 夜に冷たく
  時の雨 咳はやまぬ

 実も触れず 枝は枯れ
 立ち止まる 時の雨
 遠き夢 闇に枯れ


これを書いたのは19歳になる年のちょうどこの時期で、やはり今日みたいな天気の日だった。
ここでいう「時の雨」というのは、時雨のことではなく、通り雨という意味で使った。
当初「瞬時(とき)の雨」としていたのだが、いちいち「瞬」を書くのが面倒だし、そう読ませるのも苦労するだろうから、「時の雨」に改めたのだ。

これを書いた日も今日と同じく面白くない日で、気分がクシャクシャしていた。
その面白くない気持ちのままに、当時日課にしていた日記を書いたのだが、支離滅裂な内容になってしまった。
そこで、グチャグチャに塗りつぶしたというわけだ。

いったい何が面白くなかったのかというと、それは勉強である。
何度も言っているが、その当時ぼくは予備校に通っていた。
その日、お盆明けの模試の結果が出たのだ。
結果は最悪だった。

そういうわけで、その日は何をやっても面白くなかった。
しかし、翌日になれば気は晴れるだろうと思っていた。
が、そうではなかった。
その翌日も翌々日も「面白くない」は続いたのだ。
そして面白くないまま時が過ぎ、いつの間にか「面白くない」は将来に対する不安に変わっていった。
結局ぼくはその不安から抜け出すことをしなかった。
それどころか、逆に受け入れてしまったのだ。
そのせいで、本格的に長い浪人生活が始まったというわけだ。

ぼくの書いた詩は、将来を暗示したようなものがけっこうあるのだが、そういう視点で読んでみると、この詩もそのような気がしてくる。
もしそうであれば、仮にあの日ハッピーな詩を書いていたら、その通りになったのかもしれない。
それを思うと残念な気がする。

ところで、今日は何で面白くなかったのかというと、ホークスが宿敵ライオンズに負けたからである。
これでまた2ゲーム差だ。
日ハムも0.5差で迫ってきているし、いったいこの先どうなるんだろうか。
…ホント面白くない!



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