頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2006年01月

太宰府天満宮にて

今日火曜日は恒例の休みだった。
姪の大学受験が控えているため、前々から太宰府天満宮行きを計画していたのだが、明日からいよいよ受験月に入る。
ということで、今日のうちに合格祈願をしておこうということになり、嫁ブーと二人で太宰府天満宮に行くことにした。

外は冬の真っ盛りにもかかわらず、今日は春を思わすかのような暖かさで、運転中に何度も眠気が差したものだった。
着いたのは昼過ぎだった。
まだ昼食前でかなり腹が減っていたが、とりあえずお参りを先にしておこうということで、参道にあるあまたの食事処には脇目もふらずに、天満宮に向かったのだった。

ところで、その天満宮に向かう時だが、ぼくたちはメイン通路である太鼓橋を渡らずに、いつも側道を通って本殿に行っている。
それには理由があるのだ。
実は、太宰府天満宮は縁切りで有名な神社なのである。
地元では、「カップルで太鼓橋を渡ると、天神さまが妬んで別れさせてしまう」という話が、まことしやかに囁かれている。
ぼくは過去何度か、その折々に付き合っていた女性と太宰府に行ったのだが、それらすべて、ものの見事に別れている。
もちろん嫁ブーとも独身時代に一度行ったことがあるのだが、やはりその時は一度別れたのだった。
しかし、やはり縁があるのだろう。
それから何年かしてよりを戻し、結局結婚に至ったわけだ。
しかし、その後遺症は大きく、結婚後に何度か太宰府に行っているが、ぼくたちは太鼓橋を渡らなくなったのだ。
まあ、ぼくはそんなことを気にしない質なのだが、嫁ブーがねえ…。

県内にはいくつかか、そういう場所がある。
その太宰府天満宮の他には、北九州市の到津遊園地(現 到津の森公園)とか、福岡市の大濠公園とかがある。
いずれもカップルで行くと(大濠公園はボートにカップルで乗ると)別れるのだそうだ。
実は、ぼくと嫁ブーは、そのどれも体験している。
どちらもつきあい始めた頃だった。
が、何年もぼくたちは別れなかった。
やはり決定的だったのは、天神様である。

とはいえ、ぼくには、今では聖人扱いになっているあの天神さまが、カップルを妬むなんて考えられないのだ。
そこでいろいろ考えた結果、それは天神さまの思いやりだという結論に達した。
つまり、別れるということは、天神さまが「その人はおまえの伴侶ではない」、もしくは「今はその時ではない」と言っているのだ。
ぼくたちが一度別れたのは、きっと『その時』ではなかったからだろう。

さて、冒頭に書いたとおり、今日は春を思わせる陽気だった。
しかし、天満宮ゆかりの梅の花は、時期が早いためか、まだほころんではいなかった。
合格祈願をした後は、食事をとろうと、太宰府に行った時にいつも立ち寄っている『お石茶屋』に行ったのだが、あいにく今日は定休日だった。
しかたなく、参道の食事処で、あまりおいしくないチャンポンを食べることになった。
その後は、最近太宰府に出来た九州国立博物館に寄ることもなく、まっすぐに家に帰ったのだった。

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(中央を歩いている紺のジャンバーが、嫁ブー)




運命は繰り返すのだろうか

4月の転勤の話、本社からの応援を断った件、部長との話し合いなど、仕事の面ですっきりしない毎日が続いている。
他にも、突然先行き不安定になった会社とか、会社内でぼく一人浮いているような雰囲気とかが、前の会社を辞めた時の状況にそっくりなのだ。

ぼくが前の会社を辞めた年の4月から、同期の人間が次々と辞めていった。
そのほとんどの理由が、「この会社に将来性を感じなくなった」だった。
発端は、「親会社が、プロパー社員を全員僻地に飛ばし、その後で会社を精算する」という噂が流れたことによる。
その年の4月に新しい店長が赴任したのだが、その店長は僻地に飛ばすための刺客だということだった。
ぼく以前に辞めた人は、そういう噂に敏感だった。
一人辞め二人辞め、気がついたら十数人が辞めていた。

ぼくはけっこう鈍感なほうなので「まあ、何とかなるやろ」くらいに思っていたのだが、先に辞めた人たちから、何度も「しんちゃんも考えたほうがいいよ」と言われ、そのことについて考えるようになった。
しかし、ぼくが辞めた直接の原因は会社の先行きなどではなく、その会社に対し使命感を感じなくなったことと、店長との確執にあった。

なぜ使命感を感じなくなったのかというと、要は仕事に魅力を感じなくなったからである。
ぼくは、楽器という、その会社では特殊な商品を扱っていたために、入社以来ずっと自由に仕事をさせてもらっていた。
ところが、ある時から急に没個性的な本社組織に編入されてしまい、だんだん魅力を感じなくなっていったのだ。
そのうち、いつもいつも同じことばかりしているような気がして、生涯ずっとこの仕事を続けていくのかと思うとゾッとするようになった。
そういう感覚で仕事をしていると、自分一人が会社内で浮いているような気がしてくるのだ。
そうなるとすべてが空回りしだし、そして最後に、この会社での使命は終わったというような感じがしてきたというわけだ。

そういう折に、店長との確執が決定的になった。
元々折り合いは悪かった。
何が気に入らないのか知らないが、店長はぼくに対し、あからさまに攻撃を仕掛けてきた。
最初は、ぼくのほうに何か落ち度があるのかと思っていた。
ところが、ある時、他人のミスをぼくのせいにしてしまったことで、それがぼくに対する嫌がらせであることがわかった。
そこで、ぼくの怒りが爆発した。
それ以降ぼくは、店長の攻撃に対し応戦するようになった。

使命感を感じなくなった仕事や、店長との確執など、自分の意思とはまったく関係のないところで、そうなっていったのだ。
そのため「これも運命がさせているのだろう」と思うようになった。
そして「運命なら仕方ない」と思い、ぼくは辞表を出したのだった。

さて、今の会社の流れは、前の会社の流れと大変よく似ている。
これまでぼくは専門分野に就いていた。
それがこの4月に、ぼくにとっては魅力のない部署に異動させられることになるのだ。
まったくいっしょである。
歴史は繰り返すと言うが、運命もまた繰り返すのだろうか。
これも運命だとするなら、ぼくは今の会社を辞めることになるのだろう。
だが、それについては、今のところ何も決断を下してはいない。



銘菓 月夜待

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この間の飲み会のことだった。
メンバーの中に、地場ではかなり有名な食品会社に勤めている男がいた。
ぼくは前々からその男にある提案をしたいと思っていた。
そのチャンスが訪れたのだ。
そこでぼくは彼に声をかけてみた。
「おまえんとこ会社で、お菓子作ってみらんか?」
「お菓子?」
「うん。饅頭とか煎餅とか」
「何で?」
「それに『銘菓 月夜待』という名前つけるんよ」
「月夜待ぃ…?あのいなかの月夜待か?」
「そう。あの月夜待よ。“ほろ甘い初恋の味”とか言って売り出したらどうか。CMソング提供してやるけ」
「‥‥」

その男は酔っているのか興味がないのか、話にまったく乗ってこなかった。
それどころか、後ろの席に座っていた女子大生にちょっかいをかけてだした。
それを見てぼくは「ダメだ」と思った。
『まあいいや。この話はよそに持っていこう』
ぼくはその後、その話は一切しなかった。
知らんぞ、『銘菓 月夜待』が大ヒットしても。
後で泣きついてきても、その時はもう遅い!



部長との会話

今日、たまたま会社の事務所で、本社の部長と二人っきりになった。
そこでの会話である。

「しんた君は営業やったことがある?」
「営業…、セールスですか?」
「ああ、そんなところやね」
「ないですよ」
「そうか。じゃあ、ずっと販売ばかりやってたんか?」
「そうです」
「電気の?」
「ええ」
「何年になるんかなあ?」
「25年です」
「…そうか。じゃあ、いきなり他の部署に、とか言われても戸惑うよなあ」
「はい」
「いや、君も知っているとおり、4月からうちの会社は電気を扱わんようになるやろ」
「ええ」
「で、君に次の仕事を与えるようになるんやけど、いったいどんな部署が君に向いてるかわからないから、唐突に質問したわけやけど…」
「そうですか」
「何か、自分でここに行きたいとかいう部署はある?」
「うーん…」
「でも、今回のことがわかってから、いろいろ考えとるんやろ?」
「ええ。転職も含めたところで考えてはいます。でも、答なんてすぐには出てこないですよ」
「そうやろうなあ。特に君の場合、ずっと専門職でやってきたわけだからなあ」
「質問なんですけど、自分の選択肢のひとつに出向というのがあるんですが、それは出来ますか?」
「出向かあ…。ちょっと難しいなあ」
「そうですか…」

「まあ、その件で今度、君も含めた該当者の面談をやるようになっとるんよ」
「そういうのがあるんですか?」
「うん。おそらく3月に招集かけるやろうけど、その時は、自分の言いたいこととか、何もかも包み隠さずに言って欲しいんだよね。自分の言いたいことを言わないと、後でとんでもない人事になったりするからね。それじゃあ、君にとってマイナスになるばかりだ」
「そうですね。じゃあ、その時は言いたいことを言わせてもらいます」
「うん。頼んだよ」

ということで、長いようで短かった部長との会話は終わった。
まあ、会社もいろいろと考えてはくれているようだ。
しかし、その会社自体がだんだんおかしい方向に進んでいる。
ぼくはいったいどうなるのだろう。
いっそ、すべてを捨てて、最後の選択肢であるストリートミュージシャンにでもなるかなあ。



酒が強い人

昨日は飲み会だった。
朝方、頭がガンガンして目が覚めた。
早くも二日酔い症状なのである。
考えてみると、昨日はほとんど食べずに飲んでばかりいた。
そういう飲み方にも問題があるだろうが、飲んだのは、たかだか生ビール10杯程度なのだ。
その程度で二日酔いということは、かなり弱くなっている証拠である。

そういえば、昨日パートさんたちと話をしている時に、晩酌の話が出た。
「しんたさんは、晩酌でどのくらい飲むと?」
「日本酒一合くらい」
するとそのパートさんは、いかにも私はまだ飲むよと言いたげに「少なーい」と言った。
「晩酌というのは、あくまでも晩飯の一部なんやけ、その程度で充分やろ」
「でも、それじゃ酔えんやろ?」
「酔うために飲みよるんじゃない。飲むことで晩飯がおいしくなればいいんやけ」
その人は嘲笑うかのような顔をして、「ふーん」と言った。

いるんですね、さりげなく自分の酒量を自慢したがるバカが。
そういう人に限って、酒の味もわからずに深酒して、昼間はいつも白昼夢のような顔をしている。
また、酒の席では、いかにも自分は強いとでもいい言いたげに手当たり次第に酒を飲み、他人に酒を強要したり、あげくに人事不省に陥ったりと、いつも他人に迷惑をかけている。

ぼくは、そういう人を酒が強い人だとは決して思わない。
「自分は酒が強い!」と錯覚している、ただのバカである。
しかも、そういう人は、胃や肝機能に障害を持っていたりする人が多い。
ぼくが知っているだけでも、酒の飲み過ぎで死に至った人や、透析を受けるはめになった人はかなりいる。
そういう人は自分の適量というものを知らない、つまり、酒がわかってないのだ。

ここではっきり言っておこう。
酒が強い人は病気である。
どんな病気かというと、酔えないから、酔おうとして無理に酒量を重ねてしまう病気である。
そして、その酒が体を蝕んでしまう。
自分の健康を害するような飲み方しかできないなら、飲まないほうがいい。
そして、「自分は酒が強い」なんて思わないほうがいい。



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