頑張る40代!

いろんなことに悩む暇があったら、さっさとネタにしてしまおう!

2005年12月

2005年の総括

今年を振り返ってみると、虫歯に始まり、五十肩に悩まされ、痔に泣いた一年だった。
虫歯や五十肩のことは、散々ここで書いてきたから、よくおわかりのことと思うが、痔は最近の出来事である。

先月の終わりに、ぼくは風邪を引いたのだが、その際咳込みが酷かった。
その咳込みの際に、いきんでしまったのだろう。
気がつくとお尻が痛くなっていた。
それはすぐに治まったのだが、薬を塗ったのがいけなかったようで、今度はお尻がかぶれてしまい、痒くなったのだ。
それが今まで続いている。

こういうふうに書くと、病気に明け暮れた一年だったように思われるかもしれないが、決してそうではない。
別に歯医者を除いては、病院に行ったということはなかった。

他に特記できることといえば、資格を取ったことくらいか。
それも一つではない。
二つ取ったのだ。
一つは、日記にも書いたフォークリフトの資格で、もう一つは医療器具販売の資格である。
何せ、ぼくはこれまで資格と言えば、普通運転免許くらいしか持ってなかったから、資格を持ったということがけっこう嬉しかった。

資格といえば、日商簿記2級などというのも持っているが、これまで一度たりとも役に立ったことがない。
それがネックになったこともあるくらいだ。

前の会社の面接で、面接官がぼくの履歴書を見て「君は日照の簿記の資格を持っているらしいが、ここは販売の会社で、当然採用するのは販売が出来る人です。君がもしその資格を活かしたいのなら、他の会社に行きなさい」と言ったのだ。

その言葉にカチンと来たぼくは、「別に簿記の資格なんて活かしたいとは思っていません」と言ってやった。
すると彼は、「販売は難しいよ。簿記をやる人間には向いてないと思うがなあ」と言う。
そこでぼくが「アルバイトだったので履歴書には書かなかったんですが、長崎屋で1年間、販売の仕事をしていました」と言うと、彼は、『しまった』というような顔をして「‥‥。あ、そうですか…」と言った。

後で聞いた話によると、その面接官はぼくを嫌っていたらしい。
何が気に入らなかったというと、別に簿記の資格を持っていることではなく、第一印象である。
その気に入らない人間が、偉そうに『日商簿記2級』なんて書いているので、癪に障ったのだろう。
そのため彼は、ぼくがその会社に向いていないということを遠回しに言っていたのだ。
しかし、結果的には、1年間の長崎屋経験が物を言って、何とか合格できたのだった。
ちなみに、面接官は、ぼくのどこが気に入らなかったのかというと、髪型だった。
その頃ぼくの髪は、若干長めだったのだ。

さて、今年一年を総括すると、体のいろいろな部分の故障と資格取得、だいたいこんなところにおさまるだろう。
来年はいったいどんな年になるのか。
一つだけ確定していることがある。
それは、環境の変化である。
どういうことかというと、4月に転勤になるのだ。
そのことについては、時期が来たら、詳しくお知らせすることだろう。

ということで、今年一年、お世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。
それでは、よいお年を。



つまらない正月2

正月をどうして過ごそうかと考えていた時に、以前先輩が「休みの日には、いつも極楽体験している」と言っていたのを思い出した。
先輩の言う極楽体験とは、午前中マッサージに行って、それが終わってから温泉に行くというものだった。

ぼくが「休みのたびにそんなことしていたら、お金がいくらあっても足りないでしょう?」と言うと、先輩は「いや、そんなことはない」と言う。

「しかし、マッサージと温泉でしょ。普通マッサージに行くと、安くても3千円はとられるじゃないですか」
「普通はそうやね」
「それに温泉が加わるわけでしょ。マッサージが終わってから行って帰ってこれる場所というと、二日市温泉とか山口の湯本温泉あたりだから、いくら温泉代が安いと言っても、高速代とかガソリン代がかかるわけじゃないですか。そうなると、マッサージと合わせて6,7千円はかかる計算になる」
「6,7千円も遣うわけないやん」
「じゃあ、いくら遣うんですか?」
「千円ぐらいかなあ」
「えっ、千円!?」
「うん」
「どこに行ったら、千円とかで上がるんですか?」
「マッサージは整骨院でやるから、保険が効くやろ。だから100円ぐらいですむやろ」
「ああ」
「あと温泉は、二日市とか山口とかに行かんでも、ちゃんと市内にあるやん」
「えっ、市内?」
「河内」
「ああ、河内か」
河内とは、北九州市唯一の温泉がある場所である。

「あそこはスーパー銭湯と違って、ちゃんとした温泉やろ」
「確かにそうですね」
「しかもあそこは山の中にあるけ、黒川温泉みたいなんよ。で、料金は800円やろ。整骨院代と足すと900円やん」
「ああ、そうか」
「もちろん高速使う必要もないけ、高速代もかからん。それに家から近いけ、時間もかからん」
「なるほど」

それを聞いて、ぼくは真似してみようと思っていた。
だが、いざやるとなると、何か面倒臭くて、なかなか実行出来ないでいた。
正月は暇だし、せっかくだから極楽体験でもやろうかなあ。

ん?
あ、そうか。
温泉はともかくも、整骨院は休みじゃないか。
やっぱり、正月はつまらん。



つまらない正月

毎年12月29日から大晦日までの三日間、早出である。
12月に入っても、昨日までは普段の日と変わらなかったが、この早出が始まると、いよいよ年末到来という感じがする。

ということで、今日も普段より早く家を出た。
世間はすでに休みに入っているのか、交通量はかなり少ない。
運転中に、今日からの予定を考えていたのだが、冒頭に書いたとおり、今日から三日間は早出。
大晦日は、仕事が終わった後、嫁ブーといっしょにぼくの実家に行って、年越しそばを食べる。

明けて元日は、嫁ブーが仕事なので、朝早く起きて嫁ブーを送っていかなければならない。
その後は、実家に行っておせちを食べ、気が向いたら近くの神社に初詣に行く。
帰ってから、夕方嫁ブーの仕事が終わるまで寝て待つことになる。
目が覚めてから、嫁ブーを迎えに行く。
そして、また実家に行っておせちを食べる。
おそらく昨日買ったカニは、ここで出てくるはずだ。
かくし芸なんかを見て、家に帰る。

翌二日も嫁ブーは仕事、そのため、また早起きして嫁ブーを送って行かなければならない。
その後は、またまた実家に行って、おせちの残りを食べる。
ギターなんかを弾いて暇つぶしして、夕方嫁ブーを迎えに行く。
そして、三日から仕事である。
毎年、つまらない正月を送っているが、来年もきっとそういうことになるのだろう。



『長い浪人時代』の続編を書こうと思っているのだが

さて、昨年から今年にかけての年末年始は、『長い浪人時代「上京前夜」』を書いていた。
そろそろその続編を書こうと思っているのだが、その頃の記憶というのがほとんどない。
友人とアルバイトをしていたり、母と将来についての言い争いをやったりしていたくらいだ。
ぼくの日記を読んだ人から、「よくそんなに昔のことを憶えているなあ」と言われることがある。
それは断片的ではあるが、日記を書いていたからだ。

ところが、東京前夜については、日記がない。
いや、日記は時々付けていたのだが、その日記は人に貸したまま戻ってこないのだ。
そのため、肝心なことが思い出せないでいる。
そこには、けっこう好きな詩も書いているのだ。

そんなに大切な日記なら返してもらえばよさそうなものだが、その人が今どこにいるのかがわからない。
しかし、居場所がわかったとしても、もう26年前のことだから、その人は借りたこと自体忘れているだろうし、もしかしたら、捨ててしまっているかもしれない。

前に書いたかもしれないが、その『長い浪人時代』の時期は、1976年から1981年までの5年間である。
その5年間を「予備校時代('76~'77)」「孤独と焦燥('77)」「上京前夜('77~'78)」「東京時代('78~'80)」「長崎屋物語('80~'81)」というふうに分けている。
そのほとんどはすでに書いたのだが、「上京前夜」の第2部がまだなのだ。
それができると、完成ということになる。

ということで、早く書いてしまいたいのだが、前述したようにその記憶がないのだ。
東京時代に出会ったA君、もしこのブログを見ていたら、日記を戻してもらえないでしょうか。

あ、そうか。
ぼくが誰だかわからないか。
えーと、代々木公園で、『ショートホープブルース』を歌った男です。
というか、新宿歌舞伎町のパチンコ屋でスリにあって、2万円盗られた男です。
あっ、歌舞伎町で思い出した。
居酒屋『北の家族』で、横の客と意気投合し、炭坑節を歌って店の人から「ここでそんな歌を歌わないで下さい」と注意された男ですよ。

それでもわからんか。
じゃあ、これでどうだ。
千葉稲毛のK君宅にみんなで泊まった時、IとK子がぼくの隣でHしていたのも気づかずに、ずっとイビキをかいていた男です。
K君というのは、その翌年、M美と出来ちゃった婚したあいつですよ。
君も結婚式に呼ばれたでしょ?

ぼくがN美の件で悩んでいる時に、「しんた、やっちゃったのか?やっちゃうと、後が大変だよ(注;ぼくはやってない)」などと言いながら、親身(?)になって相談に乗ってくれたじゃないですか。
N美がそのことで、宴会の途中に泣きながら小田急線に乗って帰ったのを、君なら憶えていると思うのですが。
思い出しましたか?
いや、思い出して下さいよ。
そして、早くぼくの日記を戻して下さい。



疑い深い客

今日は今年最後の休みだった。
ということで、カニを買いに行った。
数年前、近場のカニの加工工場で直売をやっていることを知り、買いに行った。
それ以来、そこでカニを買うことが、我が家の年末の恒例行事になっている。
とはいえ、買うのは母で、ぼくと嫁ブーはただの付き添いに過ぎない。

昨年は昼頃行ったために、駐車場も満車状態で、特設の直売場はお客でごった返していた。
そこで今年は時間をずらし、夕方に行くことにした。
さすがに駐車場もガラガラで、直売場にもお客はあまりいなかった。
しかし、時間が時間だったために、すでに目玉商品は売り切れていた。

しかたなく他の商品を漁っている時だった。
横いた店員とお客のやりとりが聞こえてきた。
「ズワイガニよりタラバガニのほうが身がたくさん詰まってますよ」
「前によその店で、そういうふうに言われて、タラバガニを買って帰ったんだけど、食べてみると、全然身が入ってなかったのよね」
「そうなんですか」
「今あなたは身がたくさん詰まっていると言ったけど、絶対に身が詰まってるって保証するの?」
「それは…」

いるんですよ、どこにでもこういうお客が。
そういうふうに突っ込まれると、店員としてはどうにも答えようがない。
食べ物なんだから、いや食べ物でないにしろ、絶対なんてありえないのだ。
そこでカニを割って見せるわけにもいかないし、かといって「うちのは大丈夫ですよ」なんて言ってしまうわけにもいかない。
もし、そのカニがそのお客が思っている『身が詰まっている』状態でなかった場合、後が大変である。
「あなたが、大丈夫って言ったから安心して買ったのよ。それなのに全然身が詰まってないじゃない。どうしてくれるの?」などと、いちゃもんをつけてくるに決まっているのだ。
だから、安易に「うちのは大丈夫ですよ」なんて言えない。

ぼくの店でも、そういうことは多々ある。
この間も、「このポット買おうと思っているんだけど、ちゃんと沸くんだろうな?」などと言ってくるお客がいた。
ぼくが「沸きますよ」と言うと、「絶対に沸くんだろうな?」と言いだした。
「機械物ですから、絶対とは言えません。でも、悪ければ、ちゃんと交換させていただきます」と答えると、今度は「この店は、沸くかどうかのテストもしてくれんのか?」などと言いだした。
ぼくも長いこと専門店や量販店で家電販売をやっているが、通電するかどうかのテストならともかく、沸くかどうかのテストなんてやったことはない。
そこで「沸くかどうかのテストまではやっていませんが…」と言うと、「そんな店では買えん」と言って帰ってしまった。
どの店が沸くテストをやってくれるのか、教えてもらえばよかったと思っている。

さて、そのカニのお客も何も買わずに、ブツブツと文句を言いながら帰って行った。
ああいう性格だから、きっとどこに行ってもそんな調子なのだろう。
疑うことをしだしたら、切りがない。
結局そういう人は損をするのだ。
最初から疑うことをせずに、その店を信じていれば、ちゃんと店は応えてくれるものである。

我が家の人間は、誰も人を疑うことをしない。
だから、今日は身のぎっしり詰まったおいしいカニを、堪能することが出来たのだった。



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