2004年最後の日記である。
つらつらと今年書いた日記を読み直してみたのだが、これと言って特徴のない一年だったといえる。
まあ、特徴のあった年というのは、人生の節目になった年とか、大打撃を受けた年くらいしかない。
大打撃を受けた年というのは、この日記に連載している『上京前夜』の年とか『左遷』のあった年とか、退職した年である。
そんなことが毎年毎年起きていたら、きっと生きていくのが嫌になるだろう。
やはり無事是貴人で、何事もないのが一番である。
そういえば、毎年この時期には来年の希望や目標を書いている。
だが、今年は何も思い浮かばない。
実際、こうしたいとか、こうなりたいとかいったものがまったくないのだ。
強いて上げるとしたら、「五十肩を治したい」くらいだろうか。
今年の1月末に急に肩が上がらなくなったのだが、それがまだ完治していないのである。
早いうちに整骨院や整体院といった、しかるべきところに行こうと思っていた。
ところが、まごまごしているうちに歯のほうが悪くなり、今はそちらのほうに通っている。
医療費3割負担のご時世なので、いくつもの病院を一度に通うわけにはいかない。
とりあえず歯医者を終わらせてから、ということになるが、最初に歯医者に行った時、先生から「ああ、たくさん虫歯がありますねえ。これは長引きますよ」と言われているのだ。
そういうわけなので、歯医者がいつ終わるのかわからない。
1ヶ月で治療が終わった歯が3本だから、この計算で行くと、歯医者が終了するのは3,4ヶ月後になるだろう。
それまで、肩の痛みと戦わなければならないことになる。
まあ、日常生活に支障をきたすところまでいってないのが、せめてもの救いだが、長引くとけっこう大変らしいから、できたら早目に治しておきたい。
そういえば、来年は、マンションの役員が回ってきていた。
「うちは、土日が休みじゃないし、帰るのがいつも10時過ぎるから」と言っていつも断っていたのだが、「順番制ですから」ということで逃れられなくなったのだ。
28日にその役割分担について話し合いがあった。
当初嫁ブーは、ぼくをその会合に出させようとしていた。
しかし、ぼくは拒んだ。
「何でおれが行かないけんとか」
「わたしそんなのに出たくないもん」
「おまえが行くべきやろ」
「そんなはことない」
「よく考えてみ。そういう会合は、普通奥さんが出るやないか」
「そうやねえ」
「そういうところに、男がのこのこと出て行ったら、『この人、やる気がある』と思われるやないか」
「ああ、そうか」
「そうなったら、『せっかくご主人が来られてるんですから、理事長になってもらえませんか』となるやろ」
「そうやねえ」
「だから、おまえが行け」
「わかった」
ということで、嫁ブーを会合に出させることに成功した。
結局、役割分担はくじ引きでやったそうで、ぼくの役は『副理事』となった。
嫁ブーの話によると、副理事は何もしなくていいということだった。
ぼくはそれを聞いて、
「やっぱりおまえを行かせて正解やったの」
「うん」
「おれやったら、おそらく理事引いてしまっとったやろう」
「わたし、こういう時はくじ運強いっちゃ」
「そうやのう。おまえが行けば、何事もうまくいくのう。これからもよろしく」
「まかしとって」
これで、副理事の仕事は嫁ブーがするだろう。
さて、来年はなにをしようか。
つらつらと今年書いた日記を読み直してみたのだが、これと言って特徴のない一年だったといえる。
まあ、特徴のあった年というのは、人生の節目になった年とか、大打撃を受けた年くらいしかない。
大打撃を受けた年というのは、この日記に連載している『上京前夜』の年とか『左遷』のあった年とか、退職した年である。
そんなことが毎年毎年起きていたら、きっと生きていくのが嫌になるだろう。
やはり無事是貴人で、何事もないのが一番である。
そういえば、毎年この時期には来年の希望や目標を書いている。
だが、今年は何も思い浮かばない。
実際、こうしたいとか、こうなりたいとかいったものがまったくないのだ。
強いて上げるとしたら、「五十肩を治したい」くらいだろうか。
今年の1月末に急に肩が上がらなくなったのだが、それがまだ完治していないのである。
早いうちに整骨院や整体院といった、しかるべきところに行こうと思っていた。
ところが、まごまごしているうちに歯のほうが悪くなり、今はそちらのほうに通っている。
医療費3割負担のご時世なので、いくつもの病院を一度に通うわけにはいかない。
とりあえず歯医者を終わらせてから、ということになるが、最初に歯医者に行った時、先生から「ああ、たくさん虫歯がありますねえ。これは長引きますよ」と言われているのだ。
そういうわけなので、歯医者がいつ終わるのかわからない。
1ヶ月で治療が終わった歯が3本だから、この計算で行くと、歯医者が終了するのは3,4ヶ月後になるだろう。
それまで、肩の痛みと戦わなければならないことになる。
まあ、日常生活に支障をきたすところまでいってないのが、せめてもの救いだが、長引くとけっこう大変らしいから、できたら早目に治しておきたい。
そういえば、来年は、マンションの役員が回ってきていた。
「うちは、土日が休みじゃないし、帰るのがいつも10時過ぎるから」と言っていつも断っていたのだが、「順番制ですから」ということで逃れられなくなったのだ。
28日にその役割分担について話し合いがあった。
当初嫁ブーは、ぼくをその会合に出させようとしていた。
しかし、ぼくは拒んだ。
「何でおれが行かないけんとか」
「わたしそんなのに出たくないもん」
「おまえが行くべきやろ」
「そんなはことない」
「よく考えてみ。そういう会合は、普通奥さんが出るやないか」
「そうやねえ」
「そういうところに、男がのこのこと出て行ったら、『この人、やる気がある』と思われるやないか」
「ああ、そうか」
「そうなったら、『せっかくご主人が来られてるんですから、理事長になってもらえませんか』となるやろ」
「そうやねえ」
「だから、おまえが行け」
「わかった」
ということで、嫁ブーを会合に出させることに成功した。
結局、役割分担はくじ引きでやったそうで、ぼくの役は『副理事』となった。
嫁ブーの話によると、副理事は何もしなくていいということだった。
ぼくはそれを聞いて、
「やっぱりおまえを行かせて正解やったの」
「うん」
「おれやったら、おそらく理事引いてしまっとったやろう」
「わたし、こういう時はくじ運強いっちゃ」
「そうやのう。おまえが行けば、何事もうまくいくのう。これからもよろしく」
「まかしとって」
これで、副理事の仕事は嫁ブーがするだろう。
さて、来年はなにをしようか。